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    大学で学んだ心理学の知識を活かして。

    原田 恵さん 相模原市役所 こども育成部こども家庭相談課 2010年3月 心理学部心理臨床学科卒業「心理学の知識を活かせる専門の仕事に就きたい」 「人々の役に立てる」 「女性でも生涯できるような仕事を!」 そんな理由から原田さんが選んだ職場は、相模原市役所。そこでは、発達障がいのある子どもを持ったご両親から、または幼稚園、保育園、あるいは病院などから相談を受けるケースワーカーという仕事を担当しています。 今回は、そんな原田さんから、さまざまなお話しをお聞きしました。

    Q1より具体的に、仕事について教えてください。

    相模原市はH22年4月から政令指定都市になり、子どもと家庭の身近な総合相談窓口として、こども家庭相談課が出来ました。そこでは、①子どもとその家庭・母子・父子家庭などの相談、②子どもの発達や障がいについての相談と療育支援、③保育所の入所相談・各種手当の申請を行なっています。 私の所属先は②を請け負う療育相談班で、相談の受付や、年齢や発達に合わせたグループ支援、リハビリテーション支援などを行っています。 また、地域との連携として市内の保育園や幼稚園へ巡回訪問をし、幼稚園や保育園の先生からの相談にも応じています。関わるスタッフは専門職種で構成されており、チームを組んで支援を行っています。 相談は多岐にわたるため、ケースワーカーとしてまずは不安を抱えた保護者の話をじっくりと聴くことを大切にしています。

    Q2 今の仕事を目指したきっかけは?

    きっかけは大学時代、障がいのある子どもたちと接するアルバイトを経験したことから。 大学の学部で勉強してきたことは、自分が結婚をしたり、子育てをする際、大変に役立つ知識ですが、職業としての選択もあるということを思い始めました。 人のケアをしたい、そして、やるなら女性でもしっかりと長年に渡って務められる職場、将来は福祉の施策づくりにも参加できるところ、と考えが具体的になり、公務員を目指すことに決めたのです。 そうして就職活動の時、地元近くの相模原市が、政令市に移行と言う事で、大きな変革期の中で社会福祉の更なる充実を目指したい、と思い就職を決めました。

    Q3 大学の時も障がいのある子どもたちに関する勉強をしてきたのですか?

    はい。発達心理学を学んでいました。中田先生のゼミで障がい児を持つご両親の支援について、専門に勉強しました。 これらの知識は、そのまま現在の仕事に活かされています。でも実際に仕事に就くと、まだまだ勉強が足りなかったことを痛感させられています。 それだけに職場で、改めて中田先生の本を読み返したり。子どもたちの障がいには、どんな特徴があるのか、そればかりでなく、保護者の方と、いかに応対すべきなのか…。 話し方、言葉ひとつで、傷つけてしまったり、元気づけることもできるのですから、専門知識は勉強し続ける必要があります。

    Q4 将来の目標は?

    私は就職したばかりですので、毎日が勉強。 先輩の方々からアドバイスを受けて、みんなで協力し合って、そんななかで少しでも自分が人々の役に立つことができれば、それは、とても嬉しいことだと感じています。 また、ご相談にいらした保護者の方との話しのなかでエネルギーをもらうことも! そんな段階ですので正直、まだ自分が将来、こんなことがしたいという具体的な目標はありませんが、専門家に向かって一歩ずつ前進できたら、と思っています。 決してひとりよがりになってはならないし、逆にまったく違う発想が求められる場面もあるし、本当に奥の深い仕事です。

    販売という仕事のヤリガイ、オモシロさ!

    瓜田 祐司さん 株式会社 曙 2010年3月 心理学部心理臨床学科卒業

    学生の頃からファーストフード店、大型雑貨店などで販売、接客のアルバイトをしてきたと言う瓜田さん。 そんな体験から「販売、接客のヤリガイとオモシロさを実感」して現在の会社へ就職。 では瓜田さんから会社での仕事内容、大学で学習した知識が、今の仕事の現場で、どのように発揮されているかなど、お話しを伺ってみました。

    Q1会社の事業、自分が担当する仕事の内容などについて教えてください。

    弊社は和菓子の製造、販売を行っています。その中で、私は百貨店内の店舗の販売員として働いています。お中元、お歳暮などをはじめとした贈呈品や、ご自宅用のものなど、品揃えの豊富さも自慢です。 今もアルバイト時と同じ接客、販売を担っているわけですが、学生のころとは違い、売り上げにも責任がありますし、パートさんたちの管理や教育なども担っていますので、社会人になって正社員で働くことの厳しさを実感しています。

    Q2接客、販売の仕事のヤリガイとは?

    やはり、お客様からの「ありがとう」の言葉ですよね。 弊社は自社で、こだわりを持って美味しいお菓子を作っています。自信のある商品を自分の言葉で説明し、それをご購入頂いてお客様に喜ばれるという、このヤリガイは本当に大きなものです。

    Q3現在の仕事のなかで心理学の知識は、どのように活かされていますか?

    百貨店内の店舗ですから様々な層のお客様がいらっしゃいます。また、当たり前ですが、様々な雰囲気のお客様と接します。 様々なお客様に、ああでもないこうでもないと考えながら接していると、接客を終えた後に、度々ふっと思うことがあるんですね。 「あ、そういえば、これは大学の授業で学んだことだったな」と…。販売といっても結局、人と人とのコミュニケーションですから、お客様とお話しをさせて頂く場面では大学で得た、さまざまな知識が無意識ではあるけれど活かせていると感じます。 最近は、上司や先輩と話す時、そしてもちろんお客様と接する時に想像力を発揮して、"こんなふうに言ったら、こんなふうに答えが返ってくるだろうな"と考えながら、会話を組み立ててみたり。 その組み立てには、まさに心理学を基礎とした自分なりのノウハウを生かしていますね。

    Q4生活の場面のなかでも、心理学の知識は活かされていますか?

    そうですね。社会人になると大きな責任や、それに伴ったストレスもあるわけですが、メンタルヘスルを良い状態に保ち続けることにも、大学で勉強してきた知識が必ず役に立つと、そんなふうに思っています。たとえば、自分は仕事と私生活でのオンとオフを、しっかり切り替えることで、メンタルヘルスを良い状態に保てるように努めていますが、これも、また心理学部で学んだ大事なことのひとつだと感じています。

    心理学の知識を現場に、目指すは"行政のプロ"。

    清水 美紗 市川市役所 町づくり部 都市計画課 景観グループ 2006年3月 心理学部臨床心理学科卒業

    中高層の建築物を建てる場合は法律に基づき書類を作成しなくてはならないのですが、私の所属している景観グループでは、その書類のチェックをする、建築の際にお願いする等の義務を行っています。不動産関係の方が訪れることも多く、専門的知識が求められるので、常に専門性を高める努力をしています。とはいえ、専門的すぎて伝わらなくては意味がありません。ですから相手を見ながら、説明の仕方にも気を配るようにしています。「相手の立場で考える」ことは、大学時代に学んだことの賜物。それを念頭に説明しても、相手がどう捉えているかはわかりません。でも最後に「わかりやすかった」といってもらえると本当にうれしくなりますね。

    Q1この仕事を目指したきっかけ

    多くの人に役に立ちたいと思い、公務員を志望していました。なかでも市役所は、窓口に来られた市民の方の話を聞き、身近なところで相談や要望に応えていくものです。直接みなさんの反応を受け取れることに魅力を感じました。

    Q2大学で学び、身に付けたこと

    心理学部で学んだことは、人と接する上で役立つことばかり。特に心に留めているのは、「共感的理解」。つまり相手の立場で物事を考えるということです。学生のころはわかったつもりでしたが、社会で経験してみてその重要さを改めて実感しています。

    Q3将来の展望

    市役所は総合商社と言われるほど、部署によって仕事内容が全く異なります。今後はいろいろな部に回って、多くのことを経験したい。"行政のプロ"と言われるまでに成長し、市役所へ来られた方のどんな相談にも応えられるようになりたいですね。

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    「好きな思い」が導いた、憧れのエンタメ業界

    林 航平さん 株式会社 ホリプロ 映像事業部 2016年3月 心理学部 対人・社会心理学科卒業

    幼い頃からテレビの世界に憧れがあったという林さん。大好きな芸能人への関心が人一倍強く、現在は芸能プロダクションのホリプロに入社し、映像事業部に配属された。バラエティ番組やドラマなどのアシスタント・ディレクター、アシスタント・プロデューサーとして、エンタメ業界で多忙な日々を送る林さんに、現在の仕事を選んだ理由や学生時代に学んだ知識がどのように活かされているか、伺いました。

    Q1今の職種を選んだ理由は?

    地元の新潟から東京に出てきたのは、大学で心理学を学ぶためではあったのですが、心の片隅には「芸能人に会えるんだ!」という気持ちも正直ありました(笑)。休みの日は芸能人を見たいがために、代官山や中目黒を散策したりするのも楽しみでした。就職活動の時期を迎え、自分がやりたいことについて考えたら、好きな芸能人やお笑い芸人の方々と直接関われる仕事がしたいと思うようになりました。ホリプロはマネージャー志望でしたが、入社してから映像事業部に配属が決まりました。

    Q2現在の仕事のやりがいについて教えてください。

    入社してまだ一年目ですが、TV番組や映画などの映像作品がどうやって作られているのか、全く知らなかったので、やることすべてが新鮮に感じています。実際には撮影のためのロケ地のリサーチやスケジュールを組んだり、収録後、放送に必要な素材の使用許可取りなどを行っています。大変な仕事ですが、自分の素質でもあるミーハーな部分があって、現場で芸能人に会えるとすごく嬉しく、自分にとってはやりがいになっています。

    Q3仕事をする上で、心理学で学んだどんなことが役に立っていますか?

    今の仕事では交渉事も多いのですが、そういった際に、例えば対人心理学で学んだコミュニケーション技法が役立ったりもしています。今の仕事をするようになって改めて、人と人のコミュニケーションや人とのつながりが、いかに大事なものかを感じていて。例えば撮影現場で会話をはずませるために、どうやって反応したら良いかというのも、今の仕事では求められます。人とのコミュニケーションが次の仕事に繋がったりもするので、そういった時に在学中に興味を持って学んでいた、対人心理学の知識が自然と活かされているように思います。

    Q4将来の展望を教えてください。

    学ぶことだらけの身ではありますが、今、配属されている映像事業部で言えば、自分で書いた番組の企画書が実際に形になり放送されるのが、自分にとっての目標ですね。それに、ゆくゆくはマネージャー業にも携わってみたいという気持ちもあります。華やかに見られがちな職種ではありますが、そのぶん忙しかったりもしますし、辛い時もあります。でも、それを乗り越えて、現場での楽しい空間というのは格別なもので、その気持ちがあるから止められないと言うか、自分にとってのモチベーションになっています。

    心理学が培った、人と関わる仕事への喜び

    萩原 裕樹さん 2015年3月 心理学部 対人・社会心理学科卒業

    「人と密接に関わる仕事をしたい」という思いをもった萩原さんは大学卒業後、福祉・介護施設へ入居される方への営業という仕事に携わっています。施設入居の案内に加えて施設の見学案内やサービスの説明などを中心に、営業マンとしての日々を邁進する萩原さん。今の仕事を選ぶにいたった原点に、心理学で学んだことが大きく影響しているようです。

    Q1営業という職業を選んだ理由は?

    就職活動をはじめた時は、まだ自分でやりたい仕事が見つかっていなかったので、手当たり次第に会社の説明会に足を運んでいました。それに加えて一緒に就活をする仲間と情報交換しながら仕事について考えるうちに、人の役に立ち、その人の一生に関わるような仕事がしたいと思うようになりました。志望していたのは不動産に関わる仕事でしたが、現在働いている会社の社風が気に入ったので、不動産という職種にこだわらず、介護施設の営業という今の仕事に決めました。

    Q2仕事をしていて喜びを感じるのはどういったときですか?

    最初は少し特殊な営業職だと思っていたのですが、介護というのは施設に入居される方に加えてご家族の方々も関わることが多いんです。ですから、目指していた不動産関係の仕事よりもさらに踏み込んで、その方の人生に関われることに喜びを感じています。また、入居を希望される方に施設やサービスの説明をするなかで、「説明が丁寧だったからこの施設を選んだ」と言われたりするのも、自分にとってはやりがいに繋がっています。

    Q3心理学に興味を持ったのは?

    子供の頃から「楽しいときに時間が早く過ぎるのはなぜか」とか、「この人に近づくにはどうしたらいいんだろう」って日頃から疑問に思ったりしていました。それに加えて、大学への進学を考えていた時に、TV番組などの影響から、心理学に興味を持つようになったんです。例えば、大学を卒業して社会に出たとき、政治経済などの学科も役に立つものだと思いますが、それと同じくらいに人と人のコミュニケーションというのも大切ですし、その方法を知っておくのは良いことだと思ったので、心理学部を選びました。

    Q4現在の仕事において、心理学の知識はどう活かされていますか?

    営業の仕事は初対面の方に話しかける機会が多いのですが、そういったときに腕組みをされているか、そわそわしていないか、あとは身体や足の向きはどうか……といったボディ・ランゲージを見ながら、こちらの話を受け入れてくれているかを判断し、もしそうでない場合は、こちらの話し方や話題を変えたりもします。いわゆる心理学の基礎知識ですが、こういったことを知っているか知らないかで、その後の対応が大きく変わってくると思います。

    Q5心理学を学んでおいて良かったと思うことは?

    もともと人付き合いが苦手だった自分が、フランクに人を接するようになれて、人と関わる仕事がしたいと思うようになったこと自体が、大学で心理学を勉強した成果のひとつだと思っています。今、仕事にしている介護の営業は、自分の両親と同じくらいの年代の方が相談に来られますし、実際に入居される方は自分の祖父母くらいの世代。いわゆる人生の大先輩を相手にするには、まだまだ説得力がないと思っています。それにビジネスという視点よりも、人と人との関わり方だったり、信頼関係がないと成り立ちません。ですから、若さや経験の浅さを埋めるためにも、心理学は役に立っていますし、実際に社会人になってから、学生の頃の教科書を読み返したりもしています。心理学部で学んだことは、今の自分にとって、知っておいて損はないことばかりです。

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