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    “答えのないもの”に魅力を感じています

    野々下 萌子 2014年3月 心理学部・臨床心理学科卒業 2016年3月 心理学研究科臨床心理学専攻修了ボランティアをきっかけにカウンセラーという職種に魅力を感じたという野々下さん。臨床心理学科卒業・心理学研究科を修了し、現在は社会福祉法人青葉会リトルペガサスで発達障害の子供を抱える家族の方々からの相談役を務めています。子供の頃から人から相談を受けることが多かったという野々下さんが、心理学を学んでカウンセラーを志した経緯について伺いました。

    Q1心理学に興味を持ったきっかけは?

    子供の頃から話しやすい性格だと思われたのか、身近な人に相談を受ける機会が多かったんです。その時は話を聞くことはできても、そこから何かを返すことができなくて、どうしたらちゃんと応えられるのかなと思ったことが、心理学に興味を持ったひとつのきっかけでした。高校生の時に大学の模擬授業があり、立正大学の心理学科の先生がいらっしゃったので、興味本位で授業を受けてみました。心理学についてこれほど勉強したことがなかったので面白く感じて、この大学の臨床心理学科を選びました。

    Q2心理学を学んだことで、ためになったことは?

    心理学を勉強することで、自分自身を知ることができたのが、大きな糧になったと思います。例えば授業で心理テストをした時に、自分が思ってもいなかったことが得意なんだという発見もありました。そういったことを知ることで、自分が苦手な部分もカバーできますし、就職活動にも生かすことができました。自分のことをよく知ると、面接の時に相手に向かってより自分のことを知ってもらうことができると思います。私の場合は就きたい仕事が早くから決まっていたので、必要となる知識を身につけるため大学院へと進学し、臨床心理士の資格を取得しました。

    Q3今の仕事を選んだきっかけは?

    学生時代にボランティア・サークルに所属していて、自閉症のお子さんの関わり遊び役をやらせていただいた経験がきっかけでした。ボランティアでは自閉症について学ばせてもらったり、子供とのコミュニケーションを知ることができ、その知識をさらに深めたい思い、大学では発達障害を専門としている先生のゼミを選択しました。このような経験から、今は発達に心配のある未就学のお子さんと親御さんが通われる社会福祉法人青葉会リトルペガサスに就職し、子育てやお子さんに対する接し方をはじめ、全般的な相談を受けています。

    Q4今の仕事のやりがいは?

    親御さんたちは様々な悩みを持って相談にいらっしゃるのですが、例えば自閉症、ADHDなどの特性があるとしても、一人ひとりのお子さんによって特徴があり、私自身の接し方はもちろん、親御さんとの関わり合いによっても、お子さんの反応は変わります。それが難しさでもあり、やりがいにもなっています。私自身この仕事をはじめて2年くらいなので、日々学びながらの身ではありますが、通っている方は援助を求めているため、親御さんと同じ目線に立ち、専門職としてのアドバイスを伝えられるように努力しています。数年間にわたってお子さんの成長を見守れることができるのは、この仕事の楽しいところですね。

    Q5カウンセラーという職種の魅力は?

    “答えのない”問いに対して、いかに本人の成長を促し、親御さんも納得ができる可能性や方向性を一緒に見出していくことができるところです。例えば、心配ごとがあり先々が見えなくて不安になっているのなら、今はこの発達段階だから次の課題はここ……といった発達状況を確認して先を照らすこともあります。今の仕事であれば、親御さんが“相談して良かったな”と感じることを伝えていきたいと思っています。このように“答えのないもの”を親御さんと一緒に探していくことができるカウンセラーという仕事に私は魅力を感じています。

    心理学を勉強することで、自分のことを知ることができた

    萩原 光さん 2017年3月 心理学部・臨床心理学科卒業

    萩原さんは大学卒業後、警察職員生活協同組合に就職しました。子供が大好きで、学生時代からカウンセラーのボランティアをしていましたが、就職活動を通して、カウンセリングとは異なる現在の仕事を見つけました。警察職員を支える職務は楽しいと語る萩原さんにとって、心理学で学んだことは今も大きく影響しているようです。

    Q1臨床心理学科に進学した理由は?

    子供がすごく好きだったので、高校生の頃から小学校の児童館などで子供の面倒を見るボランティアをしていました。このような場所では笑っている子もいれば、悩んでいる子もいて。。。私は悩んでいる子もサポートしたいと思ったのですが、そういった子が何を考えどのようなことに対して悩みを持っているのか分かりませんでした。その時に心理学を勉強したら、分かるようになるのではないかと思ったのがきっかけです。一人ひとりの心理に興味があったので、臨床心理学科を選びました。

    Q2大学時代に印象に残っている授業は?

    大学2年生の時に受講したカウンセリングという実践授業です。私はこの頃から不登校児童支援のボランティアをしていたのですが、最初のうちは話をしても相手の気持ちが全然理解できませんでした。しかし、カウンセリングの授業で話の聞き方や接し方を覚えながら、同時進行でボランティアの現場で実践していくことで、徐々に児童と打ち解けられるようになりました。最終的に関わった児童が学校に通うようになってくれた時は、学んだことが身になっているのかなと、感じることができました。

    Q3就職活動を経て、今の職種に至った経緯は?

    最初はカウンセラーになりたいと思っていたのですが、ボランティアでカウンセリングを経験するうちに、私は対象の人に入り過ぎてしまうというか、自分で割り切れない部分を感じることがありました。それで、カウンセラーを仕事にするのは少し気が重く感じたので、私には向いていないと判断しました。その後、大学のキャリアサポートセンターから“公務員はどう?”と言われて、自分で公務員と民間企業の違いを調べていくうちに、公務員は人々の生活の安定を維持するための職務であることが分かり、そういった仕事に就きたいと思うようになりました。また、公務員の中でも警察職域に最も魅力を感じ、警察組織で働く方々を支えていきたいと思ったので、今の仕事を選びました。

    Q4就職活動をするうえでのアドバイスはありますか?

    私の場合、公務員になりたいと思った時に、まずは徹底的に調べることから始めました。様々な自治体に何度も足を運んで、担当の方に相談していくうちに今の仕事を見つけることができたので、どんなことでもまず行動に移すことが大事だと思います。

    Q5今の仕事の内容について教えてください。

    警察職員生活協同組合は、警察職域で働く方々に各種の共済を提供する非営利の団体で、仕事内容はおもに火災・災害・入院・死亡の際の保障と私的年金事業です。私はコンプライアンスを意識しながら迅速かつ正確に書類を処理するように心がけています。仕事をしていて嬉しいと思うことは、新聞やテレビのニュースなどで警察職員の方々が第一線で活躍している姿を見ると、こういう方々を支えていることを実感することができて仕事にやりがいを感じられるところです。

    Q6心理学で学んだどんなことが、仕事に役立っていますか?

    心理学を勉強することで、自分自身のことを知ることができたことが一番役に立っていると思います。自分は何を苦手で何を得意かということをある程度知っているおかげで、ストレスをため込むことなく、日々楽しく仕事ができています。あとは一緒に働いている方々の表情を見て、手一杯で困っているようなら声をかけてみたり、そういった気配りができるのも心理学を学んだおかげだと思います。この仕事に就いてまだ一年目ですが、できれば学んだことをもっと生かして、仕事場でも相談役になっていけたらいいなと思っています。

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    「好きな思い」が導いた、憧れのエンタメ業界

    林 航平さん 株式会社 ホリプロ 映像事業部 2016年3月 心理学部 対人・社会心理学科卒業

    幼い頃からテレビの世界に憧れがあったという林さん。大好きな芸能人への関心が人一倍強く、現在は芸能プロダクションのホリプロに入社し、映像事業部に配属された。バラエティ番組やドラマなどのアシスタント・ディレクター、アシスタント・プロデューサーとして、エンタメ業界で多忙な日々を送る林さんに、現在の仕事を選んだ理由や学生時代に学んだ知識がどのように活かされているか、伺いました。

    Q1今の職種を選んだ理由は?

    地元の新潟から東京に出てきたのは、大学で心理学を学ぶためではあったのですが、心の片隅には「芸能人に会えるんだ!」という気持ちも正直ありました(笑)。休みの日は芸能人を見たいがために、代官山や中目黒を散策したりするのも楽しみでした。就職活動の時期を迎え、自分がやりたいことについて考えたら、好きな芸能人やお笑い芸人の方々と直接関われる仕事がしたいと思うようになりました。ホリプロはマネージャー志望でしたが、入社してから映像事業部に配属が決まりました。

    Q2現在の仕事のやりがいについて教えてください。

    入社してまだ一年目ですが、TV番組や映画などの映像作品がどうやって作られているのか、全く知らなかったので、やることすべてが新鮮に感じています。実際には撮影のためのロケ地のリサーチやスケジュールを組んだり、収録後、放送に必要な素材の使用許可取りなどを行っています。大変な仕事ですが、自分の素質でもあるミーハーな部分があって、現場で芸能人に会えるとすごく嬉しく、自分にとってはやりがいになっています。

    Q3仕事をする上で、心理学で学んだどんなことが役に立っていますか?

    今の仕事では交渉事も多いのですが、そういった際に、例えば対人心理学で学んだコミュニケーション技法が役立ったりもしています。今の仕事をするようになって改めて、人と人のコミュニケーションや人とのつながりが、いかに大事なものかを感じていて。例えば撮影現場で会話をはずませるために、どうやって反応したら良いかというのも、今の仕事では求められます。人とのコミュニケーションが次の仕事に繋がったりもするので、そういった時に在学中に興味を持って学んでいた、対人心理学の知識が自然と活かされているように思います。

    Q4将来の展望を教えてください。

    学ぶことだらけの身ではありますが、今、配属されている映像事業部で言えば、自分で書いた番組の企画書が実際に形になり放送されるのが、自分にとっての目標ですね。それに、ゆくゆくはマネージャー業にも携わってみたいという気持ちもあります。華やかに見られがちな職種ではありますが、そのぶん忙しかったりもしますし、辛い時もあります。でも、それを乗り越えて、現場での楽しい空間というのは格別なもので、その気持ちがあるから止められないと言うか、自分にとってのモチベーションになっています。

    心理学が培った、人と関わる仕事への喜び

    萩原 裕樹さん 2015年3月 心理学部 対人・社会心理学科卒業

    「人と密接に関わる仕事をしたい」という思いをもった萩原さんは大学卒業後、福祉・介護施設へ入居される方への営業という仕事に携わっています。施設入居の案内に加えて施設の見学案内やサービスの説明などを中心に、営業マンとしての日々を邁進する萩原さん。今の仕事を選ぶにいたった原点に、心理学で学んだことが大きく影響しているようです。

    Q1営業という職業を選んだ理由は?

    就職活動をはじめた時は、まだ自分でやりたい仕事が見つかっていなかったので、手当たり次第に会社の説明会に足を運んでいました。それに加えて一緒に就活をする仲間と情報交換しながら仕事について考えるうちに、人の役に立ち、その人の一生に関わるような仕事がしたいと思うようになりました。志望していたのは不動産に関わる仕事でしたが、現在働いている会社の社風が気に入ったので、不動産という職種にこだわらず、介護施設の営業という今の仕事に決めました。

    Q2仕事をしていて喜びを感じるのはどういったときですか?

    最初は少し特殊な営業職だと思っていたのですが、介護というのは施設に入居される方に加えてご家族の方々も関わることが多いんです。ですから、目指していた不動産関係の仕事よりもさらに踏み込んで、その方の人生に関われることに喜びを感じています。また、入居を希望される方に施設やサービスの説明をするなかで、「説明が丁寧だったからこの施設を選んだ」と言われたりするのも、自分にとってはやりがいに繋がっています。

    Q3心理学に興味を持ったのは?

    子供の頃から「楽しいときに時間が早く過ぎるのはなぜか」とか、「この人に近づくにはどうしたらいいんだろう」って日頃から疑問に思ったりしていました。それに加えて、大学への進学を考えていた時に、TV番組などの影響から、心理学に興味を持つようになったんです。例えば、大学を卒業して社会に出たとき、政治経済などの学科も役に立つものだと思いますが、それと同じくらいに人と人のコミュニケーションというのも大切ですし、その方法を知っておくのは良いことだと思ったので、心理学部を選びました。

    Q4現在の仕事において、心理学の知識はどう活かされていますか?

    営業の仕事は初対面の方に話しかける機会が多いのですが、そういったときに腕組みをされているか、そわそわしていないか、あとは身体や足の向きはどうか……といったボディ・ランゲージを見ながら、こちらの話を受け入れてくれているかを判断し、もしそうでない場合は、こちらの話し方や話題を変えたりもします。いわゆる心理学の基礎知識ですが、こういったことを知っているか知らないかで、その後の対応が大きく変わってくると思います。

    Q5心理学を学んでおいて良かったと思うことは?

    もともと人付き合いが苦手だった自分が、フランクに人を接するようになれて、人と関わる仕事がしたいと思うようになったこと自体が、大学で心理学を勉強した成果のひとつだと思っています。今、仕事にしている介護の営業は、自分の両親と同じくらいの年代の方が相談に来られますし、実際に入居される方は自分の祖父母くらいの世代。いわゆる人生の大先輩を相手にするには、まだまだ説得力がないと思っています。それにビジネスという視点よりも、人と人との関わり方だったり、信頼関係がないと成り立ちません。ですから、若さや経験の浅さを埋めるためにも、心理学は役に立っていますし、実際に社会人になってから、学生の頃の教科書を読み返したりもしています。心理学部で学んだことは、今の自分にとって、知っておいて損はないことばかりです。

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